サザンオールスターズ

DISCOGRAPHY

サザンオールスターズ

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キラーストリート


2005.10.05RELEASE

オリジナル・アルバムとしては7年ぶりとなる2枚組30曲入りである。一家にひとつ、音楽の常備箱のような存在となる。25周年に発表した「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」をはじめ、2003年以降のシングルも収録されているが、ミックスをし直し、曲によっては新たなダビングも施されている。既にキャリア豊富な彼らだったが、初の試みも目立つのも本アルバムである。たとえば「彩〜Aja〜」は、歌詞で紛うことなき春を描いたということでは最初の作品となる。「愛と欲望の日々」は時代劇主題歌として書き下ろしたが、これもお初の試み。お江戸からTokyoへとワープするかのような、時代考証にしばられない斬新な内容だ。「神の島遥か国」は、サザン流チャンプルー・ミュージックの傑作であり、ひとつの曲のなかにニューオリンズR&Bと沖縄のカチャーシーが同居する。そして、この時期のバンドの熱量と柔軟さを伝えるのが「ごめんよ僕が馬鹿だった」である。メンバーがセッションしながら完成させたが、おのおのが大好きな洋楽の要素を持ち寄り、混ぜ合わせたアンサンブルだった。初期の彼らにはラテン・ロックの印象が強かったが、「BOHBO No.5」はその流れのものでありつつも、四半世紀のキャリアがなければ出せない音圧と、スリリングなアイデアに満ちていた。

キラーストリート


2005.10.05RELEASE

オリジナル・アルバムとしては7年ぶりとなる2枚組30曲入りである。一家にひとつ、音楽の常備箱のような存在となる。25周年に発表した「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」をはじめ、2003年以降のシングルも収録されているが、ミックスをし直し、曲によっては新たなダビングも施されている。既にキャリア豊富な彼らだったが、初の試みも目立つのも本アルバムである。たとえば「彩〜Aja〜」は、歌詞で紛うことなき春を描いたということでは最初の作品となる。「愛と欲望の日々」は時代劇主題歌として書き下ろしたが、これもお初の試み。お江戸からTokyoへとワープするかのような、時代考証にしばられない斬新な内容だ。「神の島遥か国」は、サザン流チャンプルー・ミュージックの傑作であり、ひとつの曲のなかにニューオリンズR&Bと沖縄のカチャーシーが同居する。そして、この時期のバンドの熱量と柔軟さを伝えるのが「ごめんよ僕が馬鹿だった」である。メンバーがセッションしながら完成させたが、おのおのが大好きな洋楽の要素を持ち寄り、混ぜ合わせたアンサンブルだった。初期の彼らにはラテン・ロックの印象が強かったが、「BOHBO No.5」はその流れのものでありつつも、四半世紀のキャリアがなければ出せない音圧と、スリリングなアイデアに満ちていた。

  • アナログ盤

    VIJL-60200/¥6076(税込)