サザンオールスターズ

DISCOGRAPHY

サザンオールスターズ

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葡萄


2015.03.31RELEASE

『世に万葉の花が咲くなり』以降、アルバム・タイトルのテイストは和・洋・和・洋と続いたが、今回は和の番で『葡萄』である。ここには世の中を映すあらゆる歌、社会的なものから恋の歌まで揃っている。前者は「Missing Persons」や「ピースとハイライト」であり、後者は「彼氏になりたくて」や「ワイングラスに消えた恋」なのだが、両者に優劣はない。桑田が家で向田邦子のドラマなどを見直すなかで、“物語”の有効性を改めて感じたことも作品に影響を与えた。「青春番外地」は“番外地”の酔いどれのアウトローに憧れる若者の歌。「道」ならば、『ジギー・スターダスト』の頃のデヴィッド・ボウイの演劇性が乗り移ったかのようだ。さらに演劇といえば「天井桟敷の怪人」であり、アングラ芝居の解放感のなか、リード・ボーカルの桑田が“怪人”役を務めるという構図である。「蛍」のようなシリアスさが在ることで、真逆のユーモラスさが際立ったのも聴きどころであり、「アロエ」や「天国オン・ザ・ビーチ」の人気もつとに高い。「青春番外地」もそうだが、桑田が青春時代にフラッシュバックしたかのような「栄光の男」も味わい深い。

葡萄


2015.03.31RELEASE

『世に万葉の花が咲くなり』以降、アルバム・タイトルのテイストは和・洋・和・洋と続いたが、今回は和の番で『葡萄』である。ここには世の中を映すあらゆる歌、社会的なものから恋の歌まで揃っている。前者は「Missing Persons」や「ピースとハイライト」であり、後者は「彼氏になりたくて」や「ワイングラスに消えた恋」なのだが、両者に優劣はない。桑田が家で向田邦子のドラマなどを見直すなかで、“物語”の有効性を改めて感じたことも作品に影響を与えた。「青春番外地」は“番外地”の酔いどれのアウトローに憧れる若者の歌。「道」ならば、『ジギー・スターダスト』の頃のデヴィッド・ボウイの演劇性が乗り移ったかのようだ。さらに演劇といえば「天井桟敷の怪人」であり、アングラ芝居の解放感のなか、リード・ボーカルの桑田が“怪人”役を務めるという構図である。「蛍」のようなシリアスさが在ることで、真逆のユーモラスさが際立ったのも聴きどころであり、「アロエ」や「天国オン・ザ・ビーチ」の人気もつとに高い。「青春番外地」もそうだが、桑田が青春時代にフラッシュバックしたかのような「栄光の男」も味わい深い。

  • 完全生産限定盤A

    VIZL-1000/¥7150(税込)

  • 完全生産限定盤B

    VIZL-1010/¥4950(税込)

[完全生産限定盤A]
オフィシャルブック「葡萄白書」 + “おいしい葡萄の旅”Tシャツ +ボーナスDVD」特製BOX入り



※「完全生産限定盤A」は、「完全生産限定盤B」に“おいしい葡萄の旅”Tシャツがプラスで付く形となります
※アナログ盤のみ発売日が2015年4月8日(水)となります

収録曲