SONG DATA
大河の一滴 (Album Version)
桑田佳祐
4:15
musicians
桑田佳祐 Vocal, Electric Guitar, Male Voice & Backing Vocal 片山敦夫 Piano, Synthe Bass & Synthesizer 角谷仁宣 Computer Programming 斎藤 誠 Electric / Gut Guitars 今村明美 Female Voice
砂に煙る 渋谷の駅の
俺の車線に割り込むバスの
窓際から小馬鹿にした
待ち合わせはいつも駅のホーム
またひとつ山手線が出てく
遅れる
悪態のひとつでもツイてやろう
時の流れは冷酷だよね
男は
俺との思い出、抱いて寝てるかい?
けれども電話はかかっちゃこない
身を削りながら生きることも
忘れ去られながら老いてゆくのも
優しい素振りや
世間にとっちゃナンの意味もない
逢わせて 咲かせて 夢よもう一度
渇いた心に命与えて
酔わせて イカせて ダメよもう二度と
野暮な
ラケルの横道に埋めました
答えは風に吹かれていると
心 ブルーにこんがらがって
転がる石は女の如く
人波に押され 溺れながら
子供らはどんな未来を描くの?
黒い瞳の見つめる先に
何が待ち受けているのでしょう?
あの頃 夢見た場所はどんなトコ?
愛しい誰かの腕の中でしょうか?
柔肌重ねて
暗渠に
(男) 宮益坂下って
(女) 小さな
(男) ラケルで
(女) オムレツ
(男) …行ったよね
(女) …あったよね
(男) そのあと、ユートピア
(男)(女) 憶えてる
逢わせて 咲かせて 夢よもう一度
渇いた心に命与えて
酔わせて イカせて ダメよそんなこと
野暮な
深い谷底に消えました
大河の一滴になりました
黒の円熟が薫りました